恋愛工学徒・サウザーさんと海外ナンパ師の豪商が上海で出会った

サウザーさんと豪商

2016年9月。台北に住んでいるとはいえLAから帰国して以来、約半年ぶりの海外旅行にテンションが上がっていた。目的地は上海。彼の地に到着した日は台風の影響で、ハンパじゃない暴風雨が私を迎えてくれた。

「サウザーさんっておもしろい人が来るよ」明くる日、ホテルの近くの小さい食堂で公家シンジ(@qqille)さんと昼飯を食べている時だった。2日後にこの男とぼったくりバーから逃げるため、真夜中の上海の繁華街を全力でダッシュすることになるなどつゆ知らず(その話はまた機会があれば書きたい)、大好きな中国の涼麺を啜っていた。

サウザーさんはシンジさんと面識が1,2度あり、シンジさんが中国に見識の深いサウザーさんをこの上海ツアーに誘ったという。海外ナンパツアーで慣れっこだけど、普通は仲が良い人間同士が行くものだよ?我々の海外旅行はいつだって付き合いは浅いが、すぐ打ち解けられるおじさん同士が一緒にナンパしたり、語り合ったり、観光したりして楽しむのである。

恋愛工学徒・サウザー。(@Fist_of_Phoenix)恋愛工学徒とかナンパ師とか関係なく、あまりプレイヤーに興味のない私は「ああ、RTで見たことあるな」という認識だった。(シンジさんから彼がこのツアーに参加すると聞かされた時にTwitterでフォローさせてもらったが)この点はサウザーさんも自身のブログで書いてるけど、私もサウザーさんというweb上の人物をあまりよく知らず、生のサウザーさんから彼を知ることになる。

豪商クラトロさんという人物

こんな面白いコンテンツを読んでいなかったとは、なるほど、僕もナンパ業界人の端くれとして、たいがいなモグリだなと呆れる気持ちでいっぱいある。何を隠そう、クラトロさんとの対談をわずか4日後に控えた今ごろ、レジュメを書き始め、おっとその前に取材とて、豪商オリンピックを読み始めたのである。これはさすがの仙道でも慌てる。

2016年9月に、公家シンジさんのお招きで上海に遊びに行った時、クラトロさんと知遇を得たのであったが、その時はまだ豪商オリンピックを読んで居なかった。生のクラトロさんから入った。

その日の夜。私は勝手にウイングマン(PUA用語での相方)にしているLAツアーのエース・ロデオとともに上海は外灘エリアにサージング(ナンパすること)に出かけた。このあたりはバーやClubが点在するイメージ的に上海の六本木のような場所。あの「上海」というと思い浮かぶ風景のちょうど対岸に位置する。

ロデオが声かけた2人組がフルオープンし、バーに連れ出すことに成功。雨の影響でスニーカーがびしょびしょですっかり臭くなってしまった足をトイレで洗うなどという暴挙をしたりしながら、担当した子と楽しくおしゃべり。そのうちロデオと女の子が一緒に帰ることになり、私と担当の子が残った。難しそうだけど、勝負する価値はある。

しかし、彼女は帰宅を選択し、タクシーで送った。「日本人か?今の子お前の彼女か?」彼女が去ったあと運転手に聞かれた。私はタバコを吸いながら「違う。ダメだった」と中国語で答えた。

サウザーさんとの邂逅

「あぁ!セパった(2人組をセパレートする意味)のにダメでした!」悔しさからか私はテンションが高かったと思う。サティアンに戻ると、女の子と帰ったはずのロデオも含め、みんないた。そして、そこには飛行機のディレイで遅れて到着したサウザーさんもいた。

第一印象は、ものすごく物腰の柔らかい人だと感じた。それと顔立ちや雰囲気に品があった。公家シンジさんがよく「サウザーさんは俺より公家っぽい」って言ってるけど、的確な表現だと思う。

翌日。ロデオと公家さんは観光へ。もう1人の私のウイングマンであるラッチョはアポに出かけて、サティアンには私とサウザーさん2人だった。出会ってまもない人と海外で2人っきりになるのも海外ツアーの醍醐味だ。何が醍醐味かわからないけど。

出会ったばかりのサウザーさんとサティアン近くの食堂で昼食を食べた。彼の学生時代の興味深いエピソードや中国にまつわる歴史やうんちくなどを色々聞かせてもらった。そして彼が話す中国語はとても上手で、当時中国語を勉強したてだった私はとても刺激を受けた。

中国語が習いたてだった私は実戦練習もかねて(といっても大して話せないw)ナンパがしたくて、サウザーさんと一緒に南京西路へ向かった。前日までとは打って変わって日差しが気持ち良い日だった。中国は広州もそうだったけど、街路樹が多くて天気が良いと陽の光とのコントラストがとても綺麗だ。サウザーさんは私のナンパにも嫌な顔せず付き合ってくれ、2人組の中国人とベンチで和んだりもした。
サウザーさんと豪商の静安公園
この時のことはサウザーさんもブログで振り返ってくれている。
【宣伝】豪商クラトロさんと、上海の街をぶらぶら歩きながらナンパした話。

怪しいサングラスをかけて、お笑い系のオープナールーティーンで次々に声をかけていくクラトロさん。しっかりとルーティーンを使う方なのである。地蔵の地の字も無い。

すげえな、と思って、僕は舌を巻いた。

ここは初めての街のはずだし、自分が怪しい外国人である客観的な光景も一顧だにしない。なんと言っても、クラトロさんは中国語が喋れないのである(←衝撃)。オープンしちゃったらどうすんだろ?

ちょうど静安公園にさしかかった時だ。私がサウザーさんに「いかにコミュニティでボスになることが有益であるか理論」を語った時に、彼は「すごい納得です!今度よければインタビューさせて下さい!」と言ってくれた。私はその場で自分で良ければと快諾した。

新天地へ移動。歩き回って疲れたので、オープンテラスのカフェで彼と和んだ。「なぜ中華系文化では男女が女尊男卑なのか」など私のくだらない疑問に対しても、彼は非常に豊富な知識と理論で答えてくれた。我々はコーヒーを飲みながら2,3時間は話していた。

とにかく博学。しかし、知識だけの頭でっかちではなく、一家言がある人だなと思った。それでいて雰囲気は柔らかい。なるほど。これは恋愛工学界隈で支持を受けるのも納得だ。

上海ツアーはその後、サウザーさんとKTVに行って私が少女時代を熱唱したり、シンジさんを置いてぼったくりバーからダッシュで逃走するなどハイライトがあるのだが、またそれは別の機会に取っておこう。

サウザーさんとの白熱教室

上海ツアーから半年。彼は約束通りインタビューを取りに、はるばる台北まで来てくれた。その彼の心意気に応えるために、インタビューでは忌憚なく、少しでもサウザーさんが届けたいと思っている人たちに伝わればいいと真摯に話をさせてもらった。

サウザーさんの傾聴力と編集力もあって、個人的にはかなり良い出来に仕上がったと思う。ひとえに彼のプロデュース能力がなせるわざだ。飲みながらのvol.5を含め全部で5編。

vol.1 豪商クラトロさんに世界を股にかけてナンパする方法をお伺いした。@台北
vol.2 vol.3 vol.4 vol.5

内容をざっくり
・豪商クラトロさんはいったいどうやってナンパを始めたのか?(vol.1)
・僅か1年間の勤め人生活で、ナンパしてセックスしながら非モテにならずに、豪商として独立する基礎を作った話(vol.1)
・海外ナンパに向いている人、そうでない人(vol.1)
・女性は男性に優しさではなく男らしさを求めている(vol.2)
・豪商の『準即率90%のドライブアポ』を公開する(vol.2)
・女の子に会って5秒で足切りされる非モテについて、何から改善して行けば良いか。(vol.3)
・非モテが非モテたるゆえんは自己開示のまずさ(vol.3)
・連れ込むためのクロージングについて(vol.3)
・海外ナンパツアーの振り返りと海外ナンパに必要なアイテム(vol.4)
・コミュニティの王になれ!理論(vol.4)
詳細はリンク先を参照してもらえれば。

自分のナンパ歴10年で培ったナンパ、アポ、ルーティーン、海外ナンパ、分析、おセックスetcを余すことなく語らせて頂いた。それからビジネスに関することも。

ナンパ見習い中の方、これから海外ナンパを始めようという方、豪商の人となりを知りたいという物好きの方にはぜひ聞いて頂きたい。完成した今回の音声を聞いてて思ったのは、サウザーさんと話してる私の態度は普段のアポなど女性を前にした時とそう変わらないので(ナンパの相手でも基本的に敬語で話してるし)音声のみだけど、私のコミュニケーションの取り方も僭越ながら参考になるのかなと。

私はセミナーをたまに開いているが、セミナーと同じで1つでも参考になるものがあれば、とても嬉しい。あとはセミナーに来てくれた人にたまに言われることだけど、今回のリスナーの方に私のポジティブな雰囲気の「元気」が少しでも伝播したらと思う。

今回はインタビューがあったので残念ながら、サウザーさんとの台北観光は駆け足で終わってしまったが、今度は台北に遊びに来てくれるそうなので、その時は存分にディープな台湾をお見せできたらと思う。彼が上海で色んなものを私に見せてくれたように。

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